RIMの今後

日本にいるとBlackBerryのRIMって比較的マイナーな会社なわけだけど、個人的にはすごーく注目している会社である(IT業界にいてもBlackBerryはRIM(Research In Motion)っていう会社が作ってるとか知らない人も結構多い。iPhoneAndroidBlackBerryを知らないことには、モバイルは語れないぜ)
Torch MobileがRIMの手先に… - odawaraの「はてな de メモ」
さて、そんなRIMだが、CNETにBlackBerryが二重苦を背負っていると書かれている。
「BlackBerry 6」:注目すべき6つの新機能 - CNET Japan

今週発表された新たな調査結果によると、RIMは二重苦を背負っているとも言うべき状態になっている:BlackBerryを購入する予定だと答えた人の数が減少しているうえに、BlackBerryに対する顧客満足度は急激な落ち込みを見せている。

まあ現状だけを見れば、その敵がAppleGoogleだっていうんだから、RIMはよくやっているとも言えるんだけど、数年の流れを見て、Appleがものすごい勢いで突き進み、Googleが本気を出しているのを見てしまうと、さすがに辛い印象は拭えない。
それ自体にはRIMも数年前には気がついていて、上で紹介している、Iris BrowserのTorch Mobile(WebKitベースのブラウザ。WebKitiPhoneAndroidの標準ブラウザにも搭載されている)を買収し、
WebKitベースのWindows Mobile用ブラウザIris Browser - Engadget 日本版
RIM buys Iris browser developer, Torch Mobile - TechSpot
その後、リアルタイムOSQNXを買収している。
Research In Motion が QNX ソフトウエア システムズを買収
これはモバイルデバイスの流れである、UNIX系OS+WebKitにRIMも追随しますよ、という意思表示であるわけだが、出遅れた感は否めないわけで、この出遅れが上の二重苦という表現になるんだと思う。
Palm亡き今、数少ない特化型デバイスを作る会社として、RIMにはがんばって欲しいなー、と思いつつ、結果的に何を言いたかったかというと、3Gが乗ってないiPod touch的なBlackBerryが欲しいなー。当然QNX+Iris Browserで。
といった感じである(オチなし)