iPad向け年賀状作成アプリを使ってみた

やっぱりというか、年末に向けてポツポツと年賀状作成アプリがiPad向けに発売になっている。金額は600円くらいが多いのかな。
今回はざっと眺めてイラストが良さそうだったインプレスの「はやわざ年賀状2011 for iPad」を母親用に購入して早速使ってみた(使ったのは主に母親だけど)
インプレスジャパン、iPhone/iPad向けデジタル年賀状作成アプリ - ケータイ Watch
http://k-tai.impress.co.jp/img/ktw/docs/407/230/hayawaza.jpg
最初の印象として、CD-ROMのイラスト集を毎年買っている人間には、入っているイラストの数が少ないようだった。全部で60種類くらいしかないんじゃないかな。
ただ、少ないとはいえ、各イラストのイラスト、文字、スタンプなどが、ベクタデータとして入っているため、分解したり、移動させたりして全体の自由度はかなり高い。これでイラストの数が多かった日には、選択肢がありすぎて大変だったんじゃないだろうか(笑)とはいえ、大いに越したことはない気もするけど…。
操作感としては、普通のiPadアプリの流儀に合わせている感じで、まあまあという印象。パソコンを使えないうちの母親でも、1時間もあれば大体使えるようになった。気になったこととしては(odawaraがやり方を知らないだけかもしれないので、ツッコミ待ち)

  1. イラストを選択して、何も編集せずに戻る場合に破棄しますか?のメッセージが出るのは違和感がある
  2. ピンチで小さくしすぎたオブジェクトが小さすぎて二度と選択できなくなる
  3. ピンチ操作で回転もしてしまうので、文字などを直角水平にするのがかなり大変
  4. 保存と書き出しの違いを初心者に説明出来ない
  5. 編集画面の背景色が赤だから、ディスプレイでみるイメージと印刷後で印象が変わりやすい(グレーとかだといいのかも)
  6. 選択できるフォントがゴシックと明朝だけなのが寂しい
  7. 真っ白のキャンバスを用意してくれてもよかった

などがある。
iPad自体の問題点として、キーボードがローマ字打ちしかないとか(これだとパソコン使ったことがない人とか辛すぎる)、ローマ字打ちとアルファベット打ちの違いが分かりにくいとか、単体で印刷ができないのが気になった。まぁこれはAppleのアップデートを待つしかない。
そんなことよりも心配なのは、来年もこのアプリが出るのかというところだよな。売れなかったら来年はない気がする…。各社実験的だろうし。せっかく母親が覚えて使えるようになったのに、アプリが出ないんではどうしようもない…。
今回はiPadのピンチによるベクタデータの扱いやすさを実感した。文字やイラストのサイズをそれぞれ自由に変更するのはPCでやろうと思うと結構面倒なので、すごくiPad向き。
今後はタブレットで年賀状作成というのが流行るといいな。