HTC EVO(ISW11HT)がauから登場!いい!ところとダメ…なところ。

ようやくauから魅力的なスマートフォンが出てきたのだけど、auユーザとしていろいろと言いたいことがあるので書くよ。
今回リリースされたのは「ISW11HT」
http://k-tai.impress.co.jp/img/ktw/docs/429/500/evo001.jpg
auのAndroid (TM) 搭載スマートフォン「htc EVO WiMAX ISW11HT」の発売について | 2011年 | KDDI株式会社
au、WiMAX対応でテザリング可能なAndroid端末「ISW11HT」 - ケータイ Watch
アメリカではHTC EVO 4GとしてSprintから発売されている物。従来の3Gに加えて、WiMAX回線を搭載し高速データ通信が可能。
イイところ。
1.WiMAXを使っても+525円。
これはいい。すばらしい。
記者会見でも社長が「UQから卸しているMVNOの料金がこれまでと同じだとすると、auの3Gの取り分がかなり少なくなりますがどうなんですか?」質問をされて「私自身はわくわくしてもらえるならちょっとくらい収入が減ってもいいんじゃないかと判断してます」と話すくらいの料金設定。
これは他キャリアと比較して間違いなく格安。
2.テザリングOK。
これもいい。すばらしい。
PCを使うタイプのモバイラーはこれまで、ケータイ回線+データ通信回線を所有するのが普通で、ドコモ+イーモバ、au+UQみたいな構成が常識だったと思うんだけど、これが必要なくなる。後述するEVOのバッテリもちがよくないという話もあるが、データ端末使ってた人って、PC持ってるからUSBでの充電て常識だよね。
また、WiMAXだけじゃなくて、3GもテザリングOK。これでエリアとか全く気にしなくていい。
ダメなところ。
1.MMS使えない
まぁ書いてあるとおりなんだけど、@ezweb.ne.jpのアドレスが使えない。まぁもうそろそろMMSなんて諦めろよという気もしないではないが、これはこれで資産(遺産かも)なので、何とかほしいところ。そのうち対応する気はするけどね。まぁ些細な問題。
2.全体的に古い
ここが一番気になる。CPU含めて機器の構成が古い。どれくらい古いかというと、CPUが「QSD8650」でSnapdragonの第一世代。このQSD8650はauユーザにはなじみがあるCPUで、KCP3.0がそれに対応。つまりau的な世代としてはS004とT004と一緒。2010年夏モデルなんだぜ…。
Snapdragon搭載、映像美を追求した「REGZA Phone T004」 - ケータイ Watch
http://k-tai.impress.co.jp/img/ktw/docs/367/097/t004_w01.jpg
最近のAndroid端末だと、DesireHDとかXperia arcはMSM8255という第二世代チップセットが乗ってる。古いとなにがダメかというと、遅いのとバッテリが持たない。
遅いのに関しては昔書いたとおり、今ARM+GPUの世界は性能競争が行われていて、
スマートフォンは現在進行形で壮大なCPU戦争&GPU戦争をやっている(アップデート) - odawaraの「はてな de メモ」
MSM8255は結構強い。Desire(第一世代)とDesireHD(第二世代)使ってみるとわかるけど、DesireHDはかなり気持ちいい。現状でこの差があることを日本人は知ることが出来るわけで、この状況はツライ。
あとバッテリが持たない。KCP3.0使ってる人はわかると思うんだけど、バッテリが全然もたない。そこにさらにWiMAXが載ってさらにもたない。USB給電では追いつかないという話があるので、その辺は

ミヤビックス Micro-USBケーブル(通信・充電切替スイッチ付き) MBCSW

ミヤビックス Micro-USBケーブル(通信・充電切替スイッチ付き) MBCSW

辺りを使ってカバーしないといけないかもしれない。大容量バッテリも発売になってますね。
もっとも、国内メーカーの"自称最新"Android端末には普通にQSD8650が乗っていたりするので、あんまり気にしなくていいのかもしれないけどねー:-p