auが発表したIS03がイケテない3つの理由

auがユーザー期待の、Android搭載スマートフォンIS03を発表しました。早速報道では色々な紹介がされています。そんな記事を見て私が感じたIS03のイケテない理由を書きます。
1.独自機能多すぎ
IS03は03となっていますが、事実上電話機としては使えないIS01Windows系OSを搭載したIS02と違い、言ってみれば初めてauが個人向けにリリースするスマートフォンです(E30HTは忘れましょうw)にもかかわらず、au独自の機能が目白押しです。現状でスマートフォンを使う、もしくは待っているというユーザーはそれほど独自機能を必要としません(そんなことを言っていてはスマートフォンなんて使えなかったという事情もあったとは思います)。ナビウォークやワンセグLISMO、デコメは本当に必要だったでしょうか?
2.デカイ
各社に出遅れ、今回後追いで出してきておきながら、スマートではありません。IS03は12.6mm。現在最強のスマートフォンとしてリリースされたiPhone4は9.3mmなのです。2年以上前にリリースされたiPhone3Gでさえ12.3mmです。インパクトという意味でも、携帯性という意味でももう少し気を使うべきだったと思います。
3.足し算の文化
総じて、IS03に感じたのは足し算の文化である、というところです。このIS03にはやっぱりスマートフォンにはアレやアレが足りないよね。あの機能がないと不便だよね。とりあえず全部入れておけば不満なんて出ないよね。そんな日本的なケータイの文化を感じます。
ITmediaの記事に次のような記述を見つけました。
au、おサイフケータイやワンセグを搭載したAndroid携帯「IS03」を発表 | ギズモード・ジャパン

このほかに外観の特徴として挙げられるのが、側面に搭載したシャッターキーだ。シャープ 執行役員 情報通信事業統轄兼通信システム事業本部長の大畠昌巳氏によると、当初は画面をタッチしてシャッターを切る仕様だったが、使い勝手を考慮し、後から専用のキーを付けたという。

使い勝手を考慮するのは素晴らしいことでしょう。しかしユーザーは思想のない設計、方向性の曖昧な設計をどう受け止めるでしょうか?